2009年4月11日土曜日

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 最近ではワープロで文章を書くことが当たり前になっているし、日本語を入力するためにはどうしてもカナ漢字変換ソフトのお世話になる。これまではEG Bridgeを使ってきたが、開発中止となってしまい、その後ATOKを導入した。まあそれはいいのだが、このカナ漢字変換が日本語の将来に対してかなり重要な意味を持つことになるだろう。というのも、同音類義異字語があった場合(相違と相異とか)、最初に提示される方が採用されやすいだろうというのは当然のことだが、それ以外にカナ表記と漢字表記の使い分けという点が大きいように思う。もともと日本語では当て字のような漢字表記も含めると、文章中に漢字が占める割合はかなり多かったように思う。自分自身、昔は星新一さんの著作を読んだ結果、「ほとんど」を「殆ど」と書くことが多かった。その後、当て字表記を中心に漢字とひらがなのバランスがカナ側にシフトしてきていたはずだった。
 ところが、カナ漢字変換ソフトが第一候補に漢字表記を出してきたりする。たとえば「有難う」。これは昨今の風潮なら「ありがとう」とひらがなに開くべきなのだろうが、ソフトは漢字を提示する。特に問題にしたいのは「できる」と「こと」。個人的にはこのふたつはひらがなに開くのが現代的表記法だと感じていたのだが、最近妙に「出来る」、「事」という表記を目にする。とりわけ前者は当て字だし、なくなってほしいと思っていたのに、またぞろ漢字表記が蔓延してくると、次の世代がそれを当たり前と思ってどんどんとそれが広まっていくのではないだろうか。さらに付言すれば「言う」も気になる。自分の感覚では、「彼はそう言った」は漢字、「そういったことは少ない」はひらがなと使い分けた方がいいと思うのだけれど、両方とも漢字で書く人が増えてきそうだ。まあ、あくまで個人的意見なのだが。

今日のブログ:「88ミニッツ」の感想をアップ。「フローズン・タイム」の感想を途中まで。

今日のELO:Dear Elaine by Roy Wood

今日の音楽:Legacy Vol.1 Disc 3 by Jeff Healey

今日の映画・映像:Electric DreamsのDVD届く。まだ見ていない。

今日の本

今日のモノ

今日の仕事:父の仕事を手伝ってから時間をかけて職場まで。

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