2009年3月1日日曜日

Wizzo Band Live

よくぞこんな音源を放送しようと思ったものだ

 2/25にNHK-FMで放送がなされた、Roy Wood’s Wizzo Bandのライブです。なんとか録音することができたようです。

 あくまで私の意見ですが、Wizzo BandはRoyが作った多数のバンドの中でも最も趣味に走ったものだと考えています。一般にはヒットメイカーとして知られていたRoyが、大胆にブラスセクションを取り入れ、ロックともジャズともつかないサウンドに行ってしまい、しかもこのライブでも伺えるように過去のヒット曲も極力排した構成になっています。
 曲間のトークから察すると、Super Active Wizzoがリリースされる前の録音のように思えるのですが、聴いたことのない曲の連発にしっかりついてくる観客も大したものです。アルバムを繰り返し聴いていると、曲の構成もだんだんつかめてきて、Royの才能のまた別の一面に驚かされるのですが、これを初めてライブで聴くのも結構体力がいりそうです。また、「Wizzardの新しい曲」と言っていたような気がしますけれど、そもそもこのライブはWizzardとして行われたのか、Wizzo Bandとして銘打たれていたのか、どっちだったんでしょうかね。
 ただ、Royは現在でもそうですが、次第にビッグバンドの方向に進んでいくので、このライブのアレンジもアルバムのそれに比べて若干ビッグバンド風にされているように感じました。とりわけ、Wizzo名義でないCalifornia ManやAre You Ready To Rockなんかです(後者は例によってバグパイプがフィーチャーされていて、さらに面妖なサウンドとなっています)。
 現在のRoyのライブは、MoveやWizzardのヒット曲がメインの構成ですが、30代前半には過去の遺産に頼らないここまでとんがったことをやっていたということが、存分に堪能できる1時間で、こんなライブをこのタイミングで放送するというNHKの度量には拍手を送りたいと思います。

 なお、mp3を作ったので、ご希望の方にはお尋ね下さい。詳細は、「Jeffが昔住んでいたBirminghamの地域で、Xanadu収録のAll Over The Worldにも歌い込まれている地名」+maglogでウェブサーチしていただくと、私が作ったものの放置状態になってしまっている別ブログが見つかります。ここで読者登録(無料選択でOK)していただくと限定記事が読めるので、要領はそこでご覧下さい(細かいことはメールなどで直接ご質問下さい)。

01. Life Is Wonderful
02. Waiting At The Door
03. Califonia Man
04. I Should Have Known
05. Another Wrong Night
06. Are You Ready To Rock
07. Sneakin' Round The Corner

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