2010年1月30日土曜日

Recovery by Aologetix

CDDBによればジャンルはゴスペルだそうだ

 昨年リリースされたアルバムで、収録12曲は全てカバーというか、パロディソングだということです。そして、ELO関連ではDon't Bring Me DownがDon't Bring Me Cowsとしてカバーされているのみならず、アルバムタイトルからジャケットアートまでがパロディになっています。
オフィシャルサイトhttp://www.apologetix.com/

 まずDBMDのカバーバージョンについて。最初、パロディと書いてあるのでふざけすぎのバージョンではないかと危惧していましたが、結構まっとうなカバーです。"grooos"のかわりに牛が"moo"と啼くSEが使われている程度で、曲の構成もオリジナルのまま。途中ハンドクラップが入るところも含め、インストルメンタルパートの多くはELOバージョンをそのままカバーしてあります。こうなると最後のドアの音がどうなっているか興味があったのですが、まあそこは実際に聴いていただくとしましょう。
 そんなわけで、決して軽蔑や敵意を持ってカバーされているわけじゃないので、まあまあ安心して聴くことのできたCDでした(逆にぷっと笑いそうになるかと言えば、そうではありません)。ただ、購入前に気付かなかったことなんですが、この曲のタイトル、聖書から採られているようなんですね。他の曲の歌詞まで定かでないのでDBMDに関する限りですが、歌詞も大きく崩しているわけではなさそうです。
 こんな風に、ポピュラーミュージックに堂々と宗教を持ち込んでくるとすれば、最近買ったのではRick AltizerのScripture Memory: Pop Symphoniesでもそうであり、日本人の感覚ではなかなか理解しがたいものがあります。

 購入はオフィシャルサイトからできます。

1. Keep Your Arms Steady
Parody of "Detroit Rock City" by Kiss
2. Hurry Home Wayward Son
Parody of "Carry On Wayward Son" by Kansas
3. We Will Walk Through
Parody of "We Will Rock You" by Queen
4. We're More Than Champions
Parody of "We Are the Champions" by Queen
5. Come, Whale, Away
Parody of "Come Sail Away" by Styx
6. Enemy Lines
Parody of "Ebony Eyes" by Bob Welch
7. Obadiah
Parody of "Hold the Line" by Toto
8. Time for Me to Die
Parody of "Time for Me to Fly" by REO Speedwagon
9. So Render (to Caesar)
Parody of "Surrender" by Cheap Trick
10. Shovin', Crushin', Squeezin'
Parody of "Lovin', Touchin', Squeezin'" by Journey
11. Not Some Old Fantasy
Parody of "Rock and Roll Fantasy" by Bad Company
12. Don't Bring Me Cows
Parody of "Don't Bring Me Down" by Electric Light Orchestra

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