2009年5月31日日曜日

TV Compile & Canadian TV by Electric Light Orchestra

人身御供になってしまった

 世の中にはブートレッグを主に扱っている店があり、従来は対面販売が主だったのでしょうが、最近はインターネットのみで出店している業者も多そうです。もとより正規品を売っているわけではないので、商品のネーミングも付け放題であり、タイトルを見ただけでは内容を窺い知ることは困難。しかしネットショップでは試写して貰うわけにもいかず。
 以前から気になっていたビデオ(DVD-R)があったのですが、今回思い切って購入しました。

 もちろん、外れをつかまされる可能性が高いのは承知していましたが、中には非正規品ならではのレア音源、レア映像に当たることもあるので、外れて上等でオーダー施行。テレビ出演時のインタビュー映像でも収録されていたらいいなと。同時購入はこの2タイトルのみ。届いたのを見ると、両方ともトールケースに入っていて、TV Compileの方はOn The Third Dayのジャケットを改変したものがメインで、これ以外にThe MoveのTonight(かな)の写真と、Midnight Special(かな)に出演した時の写真があしらわれています。Moveの映像を入れるのは反則? Canadian TVの方は見覚えのあるステージ写真で、これで大体想像がつくのかも。
 さてTV Compileから。収録時間が短いので、大したものでない可能性も大だったのですが、これはひどかったですね。いきなりWild West Heroのクリップです。それからShine A Little Loveのクリップ(サングラスバージョン)、Don’t Bring Me Downのクリップ(7人バージョン)。最後にTelephone Lineのクリップ。以上! これ、レアでもなんでもないやん・・・ 画質も、DVDが出ているものも含まれているとなると、Aとは言い難いなあ。
 そうなると、ジャケットの写真も腹立ってきます。UA盤のヘソ出し写真から、Richard TandyとMike Edwardsを消して、そこに見知らぬふたりの男性がヘソを出して写っています。中身がカスなのに何をさらすねんと。勘ぐるとすれば、このふたりがこの忌まわしいクリップ集(!)を作ったのでしょうか。ひでぇ。
 次。Canadian TV。中身はジャケットから予想された通り、Fusionでした(Fusionについてはしばらく前にレビューを書いたので、ご興味のある人はブログ検索して下さい)。画質はそこそこですが、問題は音質。左チャンネルからノイズが出っぱなし。

 結論。価格には全く値しません。もちろん、ELOのプロモクリップがどこでも簡単に手に入る訳じゃないのですが、これだけの金額を払ってこれしきのものを得るのであれば、よほどの好事家でもなければ到底推奨できません。Fusionを見たことがなくて、音質はともかくどうしても画像を見てみたい方になら後者を、くらいのものでしょう。
 ここの業者からは二度と購入しないと思います。

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