2010年5月2日日曜日

Wake Up The Nation by Paul Weller

思う壺にはまっているのかも

 先月発売されたPaul Wellerの新譜です。どうしてこのアルバムがELO関連に分類されているからは、Bev Bevanが2曲でドラムを演奏しているからです。

 私はPaul Wellerについてはかなり偏った聴き方をしていて、Style CouncilのアルバムはCafe Bleu以外は持っていて、ソロはベストを持っていて、The Jamやソロのスタジオアルバムはひとつも持っていません。そんな偏った人間の意見ですが、まず最初に感じたことは「年齢を重ねてもなおコンテンポラリーな音楽」、「バラエティに富んでいる」ということでした。
 その後なんどか繰り返して聴いていると、なんとなく仕掛けが見えてきました。まず全体に短い曲が多く(特に、前半に短い曲が固められていて、曲調がめまぐるしく変わる感じ)、さらに連続する2曲をかなり印象が違うように配してあるのではないかと思いました。しかしそれを除いても多彩なアルバムであることは事実で、UKのポップロックであったり、パンク調であったり、サーフロックであったり、シンセポップであったり、様々な引き出しをバランスよく使い分けているものだと感心しました。聴いていて飽きが来ないという感じですか。

 Bev Bevanについては、MoonshineとWake Up The Nationの2曲に参加。まあ・・・言われなければわからないような印象ですが、曲自体はノリのいい曲を叩いていますね。Wellerによると、「Moveファンの時代に戻ったような気がした」そうです。それから、T16のTwo Fat Ladiesがよかったです。

 今回はプレオーダーしてあった通常盤を直前にキャンセルして、UK盤のデラックスエディションを購入しました。CD2はリミックス集ですが、こっちは駄目だったなあ。私には合わない。Wake Up The Nationのリミックスも、Bevのドラムは入っていないような気がしました。

1. Moonshine
2. Wake Up the Nation
3. No Tears to Cry
4. Fast Car / Slow Traffic
5. Andromeda
6. In Amsterdam
7. She Speaks
8. Find the Torch, Burn the Plans
9. Aim High
10. Trees
11. Grasp & Still Connect
12. Whatever Next
13. 7&3 is the Strikers Name
14. Up the Dosage
15. Pieces of Dream
16.        Two Fat Ladies

1. Wake up The Nation (Zinc's Crack House Remix)
2. Fast Car Slow Traffic (Erland & Carnival Carnivalization)
3. Grasp & Still Connect (The Bees Version)
4. She Speaks (Tunng Remix)
5. Andromeda (Richard Hawley Remix)
6. In Amsterdam (Noonday Underground Remix)
7. No Tears To Cry (Leo Zero Remix)
8. Find the Torch, Burn The Plans (Nick Zinner (Yeah Yeah Yeahs) Remix)

9. Aim High / Pieces of a Dream (The Amorphous Androgynous Remix)
Part 1: Aim High (Aim Higher)
10.Part 2: Pieces Of A Dream (A Dream In Pieces)
11.Part 3: Aim High (The Higher Aim)
12.Part 4: Aim High (Like Water Needs A Flower)
13. Pieces Of A Dream (Original Ver.)
14. Grasp & Still Connect (Original Ver.)

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