2010年4月15日木曜日

洋楽ライブ伝説 エレクトリック・ライト・オーケストラ ライブ・アット・ウェンブリー1978

実は期待していなかったのだが

 4/14にWOWOWで放送された番組です。タイトルをご覧になって、「ああ、あれね」と思った方は多いでしょう。はい、言うまでもなく、何度もビデオ化され、DVD化も一度のみならず、テレビ放映も結構なされているELOのウェンブリーライブです。そして、2003年の日本盤DVDには私もちょっとだけ関わっています。そういうこともあって、あまり珍しいものじゃないなと予想しました。
 ただ、今回はちょっと違っていたのです。
 なお、この放送が初回なのか再放送なのかは知りませんが、少なくとも5月には再放送があります。番組ページはこちら。http://www.wowow.co.jp/pg/detail/051283018/

 このプログラムに関して、私がWOWOWにメールを出して質問したという件は、こないだ書かせて頂いた通り。なにを尋ねたか。おわかりですよね。「音源はモノラルなのかステレオなのか、5.1Chなのか」でした。その返答は「ステレオ」とのことだったのですが、まあ正直期待はしていませんでした。
 これまでの復習になって恐縮ですが、もともとこのステージはテレビ放送されるために収録されており、録音された音源はモノラルにミックスされ、それが放送されました。その後、CD化も含めて何度か再発されてきましたが、いずれも音質画質ともに改善されずじまいでした。モノラルであるだけならまだしも、放送に際してアルバムの音がオーバーダブされ、ライブの音が必要以上にアルバムサウンドに聞こえてしまっていました(彼らがテープを使用していたのは事実ですが、その使用は限定されたものであったにも関わらず、あたかもライブ全編にわたってマイムをしていたような印象すら与える)。
 それが、2006年にリリースされたDVDでついにオリジナルテープから再ミックスがなされ、ライブ本来の音を聴くことができるようになりました。その時の感想はこちらに書いてあります。http://blue.ap.teacup.com/jeff/730.html
 かように、音質の違う2種類のDVDがあって、テレビ局がどっちを流すかというのが気になっていたのです。でも、WOWOWは以前にもモノラルを流しており、わざわざDVDを買い直さないだろうな、とか、新しいDVDには日本語字幕がついていないからな、とか考えると、新音源が流れることは期待薄だと感じていたのです。
 ところがどっこい。この放送はれっきとしたステレオ放送でした。さすがに5.1ではなかったようですが、これまでよりサウンドがしっかり聞けますし、なによりも余計なオーバーダブがありません。いや、WOWOWもその気になったらやってくれるんだ! さらに、ささいなことですが、字幕も新たに作り直してあります。わざわざこれだけのために加入するのもなんですが、既にご加入の方は5月のプログラムをチェックなさってはいかがでしょうか。
 今回の放送がきっかけでファンになってくれる人がひとりでもいたらいいですね。次は5.1での放送を高望みしてみましょうか。

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