2009年8月14日金曜日

8/13(アッパーアンテロープ)

 日の出は6時半過ぎだとのことだったが、妻がドアをノックしてくれたので615にようやく目覚める。ただ、昨日からそうだったように、空が曇っている。太陽が昇るあたりも雲が多く、ビュートから日が昇るさまを見ることはできなかった(パンフレットには「世界一美しい」と書いてあったので、なんとも残念だが)。朝食はレストランでパンケーキ。サイズはでかい。4人でふた皿とってシェアする。
 売店で切手を購入し、絵葉書を発送する。ロビーではWiFiが使えたのだが、通信速度が遅いせいか、データをスムーズに読み出すことができない。10分くらいしか時間がなかったので、昨日の日記もアップロードすることができなかった。
 8時にバスで出発。この日はアッパーアンテロープキャニオンに行く予定であり、ここは太陽が差し込まないと魅力が半減するだけでなく、下手すると観光そのものが中止になってしまうので、空模様が大変気になる。途中でナバホ族のナショナルモニュメントに立ち寄るが、ここで雨が降り出す。これはアンテロープは駄目ではないかと半分諦め模様。
 しかし、次第に西に向かうにつれて車にも影ができるようになる。時間があるためレイクパウエルに寄る頃にはかなり天候は回復していた。ペイジの街にバスを停めて専用ジープに乗り換える。この車が大変な代物で、荷台に横向けの座席が取り付けられているオープンエアの車(屋根はあるが、サイドはむき出し)。この車で一般道路を他の車と同じスピードで飛ばす。はっきり言って怖い。キャニオンの駐車場から、今度は川が干上がった砂地を40キロくらいで走る。これまた怖い。パリ-ダカールラリーの気分が少しわかったように思う。
 アンテロープ入り口までやってくると、おあつらえ向きの太陽が照ってくれている。心配は杞憂に終わった。峡谷は狭いところではひとがすれ違うのも困難なくらいの幅で、ここに太陽光線が細いビーム状に降り注いでくる。これまた幻想的な光景。自分の目で見ないと納得できないシーンのひとつだろう。ただ実はここでトラブルが起こっていた。というのも、デジタルカメラから画像を吸い上げることができておらず、やむなくSDカードを買って、パッケージは開けずに持ち歩いていた。古い方のカードが峡谷内で一杯になる。それだけでなく、新しいカードのパッケージが開かない! しばらく悪戦苦闘する。
 昼食はスーパーマーケットでの買い出しだったが、子供がケンタッキーフライドチキンを食べたいというので1ブロックほど歩く。コンボメニューをふたつ頼んで4人でシェア。ちょっと足りないくらい。
 ここからグランドキャニオンへ。到着は1630頃になった。グランドキャニオンは昔一度来たことがあって、バス停から土手を登った瞬間に彼方がかすんでいる光景に心を奪われたものだった。ただ、今回はデッドホースポイントなどで渓谷に目が慣れていたのと、土手を登るわけではなかったので、そういう驚きはなかった。とはいえ、圧倒的な渓谷美は見る者の心を動かす。
 チェックインを挟んで数カ所から谷を眺める。また、日没も見えないのではないかと危ぶんでいたのだが、ちょうど日が沈む部分だけが長方形の窓になっていて、注文通りの日没を見ることができた。ラッキー。
 夕食はステーキを食べる。アメリカのステーキはでかいだけで味はもひとつと思っていたのだが、ここのステーキは軟らかくておいしかった。

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