昨日お伝えしたELOの「ニューアイテム」で、発売は10/12でした。ELOのマテリアルはRob Caigerの尽力もあって、CDとして発売されることが多かったのですが、EMIは方針として古い作品はダウンロード販売のみとすることにしたらしく、今後もこのような形でのリリースが増えてくるのかも知れません。
<a href="http://click.linksynergy.com/fs-bin/stat?id=YepuzF1*TIE&offerid=94348&type=3&subid=0&tmpid=2192&RD_PARM1=http%253A%252F%252Fitunes.apple.com%252FWebObjects%252FMZStore.woa%252Fwa%252FviewAlbum%253Fi%253D334564278%2526id%253D334564242%2526s%253D143462%2526uo%253D6%2526partnerId%253D30"><img height="15" width="61" alt="Electric Light Orchestra (Elo) - Electric Light Orchestra - BBC In Concert (19th April 1973) [Live]" src="http://ax.itunes.apple.com/images/badgeitunes61x15dark.gif" /></a>
内容はタイトルにある如く、1973年のBBCライブです。収録日も1973年4月19日と書いてある・・・のですが、ここについてはちょっと後でコメントします。どこで収録されたのかは明記されていません。バイオリンはWilf Gibsonだと思います。ライブバンドとしてのELOはFace The Musicの頃までがピークだと感じていますので、ライブの迫力という点ではお勧めできる作品です。
トラックリストは以下の通り。
- From The Sun To The World
- Kuiama
- In The Hall Of The Mountain King
- Roll Over Beethoven
演奏そのものはやはり迫力がありますので、キラキラしていない粗削りなELOが好きな人には充分楽しめるステージです。BBCライブですが、客を入れているので、曲の前後には拍手や歓声が聞こえてきます。BBCライブにはたまにレコードに音をかぶせただけとか、レコードそのものとかも混じっていますが、これは純粋なライブ演奏です。From The Sun To The Worldの最初にはDaybreakerからの引用がありますし、随所にクラシックのsnippetが挿入されています。
さて、先に思わせぶりなことを書いた件です。実は、1999年にLive At The BBCという製品がEagleから出ていました。ジャケット写真でJeff LynneのバックでMik Kaminskiがバイオリンを弾いている2枚組です。問題は、このCDの冒頭の4曲が、今回の4曲と曲順も同じなのです。CDによれば、収録は1973年の5月12日で、Paris Cinemaで録音されたと記載されています。時期的に近いので、同じ曲順でライブをやっていてもちっとも不思議じゃないのでしょうけれど、どうも私には両者が同じ音源に思えてなりません。観客の拍手や歓声も同じタイミングで入るし、特にIn The Hall Of The Mountain Kingの4分20秒あたり、バイオリンソロにベースが絡む部分において、Wilfがちょっとリズムを崩し、それにつられるようにMichael De Albuquerqueが音を飛ばしてしまっていますが、これがどちらにも入っています。どう見ても同じ音源なのですが、すると収録日はどっちが正しいんでしょうか？
まあこうやって貴重な録音が手に入りやすくなるのはいいのですが、デジタル販売は音質の点もあるしクレジットも不親切なので、できれば物理的な形態での販売を望みます。
0 件のコメント:
コメントを投稿