2011年12月13日火曜日

 Useless Informationからです。Roy WoodはSunday Expressのインタビューに答え、I Wish It Could Be Christmas Everydayを録音した時のことについて語りました。この時期、Royがスーパーマーケットに行くと、しょっちゅうファンに囲まれてしまうそうです。ファンにとって、本物のサンタクロースに出会ったように思えるようだ、といいます。彼のクリスマスソングは同年のチャートではSladeのクリスマスソングに屈しましたが、録音時には彼らが一騎打ちになるとは予想されていませんでした。両者は、クリスマスソングを録音していることを可能な限り秘密にしており、お互いがライバルになるとは思っていなかったのです。IWICBCEは8月に録音され、Sladeの方が録音は遅かったのですが、発売はSladeが先で、11月からキャンペーンが始まりました。


 当時、クリスマスの頃にビッグヒットになるノヴェルティレコードがありましたが、クリスマスそのものについての曲は多くありませんでした。最初、Royはシンプルなアレンジにしてソロアルバムに収録しようと思っていましたが、スペクター風のアレンジでWizzardでやるのがいいだろうと考えました。Wizzardにはドラマー、サックスプレイヤー、チェリストがふたりずつおり、楽器をうまくあわせて適切な音を作るのは大変でしたが、そうすることでできあがる「忙しげな音」は忙しげな季節を上手に表現することになりました。


 Royはメンバーに厚着をしてくるように伝え、自分は早めにスタジオに行って飾り付けを行いました(よくわからないのですが、セッションが始まる頃には凍えそうだったと書いてあるので、クーラーをがんがんに効かせたのでしょうか)。


 Royはこのシーズンに出費が重なることについて皮肉なコメントをのこしたくなり、イントロにレジの効果音を入れました。最初、それはうまいジョークに思えたそうですが、途中計画は放棄されそうになりました。Royは様々なサウンドイフェクトを試しましたが、なかなかいいものが見つからず、骨董もののレジを買うことになりました。Rick Priceがたくさんコインを引き出しに入れると、ちょうどいい音が鳴ったそうです。テレビで流れるサウンドはWizzardの曲からサンプリングされたものだとも言います。



 Useless Informationからです。I Wish It Could Be Christmas Everydayは全英チャート28位に上昇しました。



 Useless Informationからです。60年代のBirminghamシーンについて描いた番組Untold Storiesの最初のパートです。http://www.youtube.com/watch?v=PGUTt4OWL_k

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