2010年11月24日水曜日

Kelly by Kelly Groucutt(日本盤紙ジャケ)

予想してたからショックじゃないさ

 今月発売された、Kelly Groucuttのソロアルバム日本盤です。ヨーロッパ盤を復元した紙ジャケ仕様。

 内容については何度も書いたので、肝心のところのみ書きます。
 音質。このCDについてはここが最大の関心事でした。レーベルの案内欄には「2010年リマスター」と謳われており、Kellyのオフィシャルサイトで販売されていた盤、USで再発された盤、ともに大きな問題となっていた音質が改善されているのではとかすかな期待を持っていました。
 そして、その期待は見事に裏切られたわけです。いえ、細かく聴き比べているわけではないので、若干の改善がなされている可能性までは否定しません。しかし、Kelly自らが行ったリマスターにおいて、強くかけられたイコライジングはそのまま残っていて、高音が聞きづらいのはそのままだったのです。うーん、こんなことではないかと予想はしていましたが、それが当たってしまうと本当に残念です。レーザーピックアップでLPから落としてくるということはできなかったんでしょうかねえ。
 なんだかんだありながらも、ELOファミリー作品としてはひときわ目を引く素敵なアルバムですから、こういう機会に手にとってくれた人ががっかりしなければいいのですが。なお、ライナーは書き下ろしで、Kellyの死亡についても触れられていました(当然ではありますが)。ついでに、こないだ出たストレンジ・デイズでは、このCDのレビューにおいて、ようやくKellyの死について記載されていたわけです。

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