2011年7月10日日曜日

Super 8(SUPER 8/スーパーエイト)

面白かったけど・・・微妙

 2011年のアメリカ映画で、現在ロードショー中です。主演はジョエル・コートニーとエル・ファニング。映画撮影が趣味の中学生たちが列車事故を目撃。しかしその後街には不思議なことが次々と起こるというお話。
 敢えて言うまでもないかも知れませんが、この映画はELO関連作です。

 ストーリーです。ジョー(コートニー)は友人たちと8ミリ映画を撮影するのが趣味です。映画祭に出展するホラー映画の撮影中、彼らは列車と自動車が正面衝突し、列車が脱線する大惨事を目撃します。自動車に乗っていたのは彼らの生物教師で、「このことを口外すれば家族もろとも危険だ」と警告します。翌日から、街では犬がいなくなったり、機械が盗まれたり、人間が蒸発したりと異常事が続きます。そんな中、ジョーたちは映画撮影を続けるのですが、出演を依頼した女の子アリス(ファニング)も失踪するに至ります。脱線事故の処理にはなぜか米空軍が携わっているのですが、保安官にも情報を漏らしてくれません・・・

 舞台は1979年なのだそうで、BGMには当時のヒット曲が使われています。中でもごく序盤に登場するのがDon't Bring Me Downで、この曲はエンドロールでも流れます。エンドロールにおいては、この新録バージョンでも冒頭にカウントが入っていることが判明しました。その他、Cars、Blondie、Knackなどの曲も使われています。My SharonaはKnackバージョンと、もうひとつ別のバージョンが使われていたようですが、私にはわかりませんでした。

 以下ネタバレです。公開中の映画なのでご注意下さい。

 わりに最初の方で匂わされるのですが、やっぱりこの映画も「そっち系」のオチでした。executive produxerがスピルバーグなんですが、スピルバーグのSF映画だと、最近ではそっち系ばかりなので、ちょっと興醒めではあります。まあ、いくつか映画評を読んでみたところ、スピルバーグへのオマージュ映画だそうなんで、「未知との遭遇」とか「E.T.」にモチーフをとるとこうなって仕方がないのかも知れませんが。
 でもなあ、出てくる宇宙人の造形が型にはまりすぎてるんですよね。目がふたつあって鼻があって口がある。しかも腕も足もある。「E.T.」で当時としてはおよそ型破りの宇宙人像を示してくれたんだから、ここはオマージュだからと言ってこんなパターン通りの宇宙人にしなくてもよかったのに。
 CGは比較的丁寧で、恥ずかしいほどの杜撰な合成は見当たりませんでした。演技も子役含めてなかなか。展開もさほどだれることなく、最後まで一気に見ることができました。エンドロールで子供たちの作った「映画」が流れて、こっちはこっちでなかなかの力作。そういういいところもありながら、単純に楽しむことができなかったのがちょいと残念。そうそういいネタが転がってるわけじゃないんでしょうか。

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