2010年10月6日水曜日

S/T by The Beatles, Blues And Blue Violin

Beatles以外の曲が蛇足なように思えて

 Mik KaminskiがPhil Bates、Tina McBainと組んだプロジェクト、BBBVはUKで積極的にギグを行っていますが、先月デビューアルバムがリリースされました。

 オフィシャルサイトhttp://www.bbbv.co.uk/discography.html

 内容に関しては、プロジェクト名が全てを物語っていると言えます。バイオリンをフィーチャーしてビートルズの曲をブルーススタイルで演奏するというものです。当然Mik Kaminskiのバイオリンはふんだんに聴くことができます。白眉はIn My Lifeだと思います。George Martinが弾いていたハープシコード風のピアノをバイオリンで弾いているあたりは大変気持ちが良いです。
 ただ、すべての曲にバイオリンがフィーチャーされているかというとそうではなくて、たとえばT9とかは丸々Phil Batesバンド(いや、名義がなにかはわかりませんが)の演奏のようであり、バイオリンは入ってきません。
 決してPhil Batesを悪く言うつもりはないのですが、Tina McBainというボーカリストを置いているのなら、全曲彼女に歌わせ、またMikのバイオリンも可能な限り全曲で使い、さらにはビートルズ以外の曲は排除するくらいにしたほうがよかったのではないかとも感じました。そうなると、Can't Get It Out Of My Headもなくなってしまうのですが、この際しょうがないでしょう。

1. Norwegian Wood (Lennon & McCartney)
2. In My life (Lennon & McCartney)
3. Can’t Buy Me Love (Lennon & McCartney)
4. Can’t Get It Out Of My Head (Jeff Lynne)
5. Nowhere Man (Lennon & McCartney)
6. Old Love (Eric Clapton & Robert Cray)
7. Come Together (Lennon & McCartney)
8. Love Song (Lesley Duncan)
9. It Doesn’t Get Any Better Than This (Phil Bates)
10. I Would Rather Go Blind (Ellington Jordan/Billy Foster)
11. I Wanna Hold Your Hand/She Loves You (Lennon & McCartney)
12. Blackbird (Lennon & McCartney)
13. Golden Slumbers (Lennon & McCartney)
14. Got To Get You Into My Life (Lennon & McCartney)
15. Eleanor Rigby (Lennon & McCartney)

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